令和6年3月に台湾の世界的半導体受託製造企業 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited(以下「TSMC」)と半導体分野の研究及び人材育成における産学連携に関する協定を締結しました。この一環として、半導体分野の人材確保が喫緊の課題となる中、その将来を担う人材の育成として、令和6年度から大学院自然科学教育部に在籍する博士前期課程1年生のうち、半導体関連の研究に従事する学生の修学をご支援いただく「TSMC奨学金」が創設されました。
■このたびは給付型奨学金を支給していただき、心より感謝申し上げます。ご支援のおかげで、学業と研究に専念できる環境が整い、大変励みになっております。現在は流体工学を専攻しており、半導体の洗浄プロセスに関する研究に取り組んでいます。今後も精進を重ね、学んだ知識や経験を社会に還元できるよう努力してまいります。(機械数理工学専攻機械工学教育プログラム 1年)
■このたびはTSMC奨学金を授与いただき、心より感謝申し上げます。本奨学金をいただけたことで、金銭的な不安が和らぎ、研究課題に集中することができました。また、学習に必要な教材や機材を揃えることが可能となり、学習の効率を向上させることができました。このように、研究に専念できる環境を整えることができたことを大変ありがたく思っております。今後とも研究に励み、半導体分野の発展に貢献できるよう努めてまいります。(情報電気工学専攻情報工学教育プログラム 1年)
■奨学金のおかげで、経済的な心配が減り、国内の学会だけでなく、国際学会にも参加することができ、研究に関して数多くの知見が得られました。また、国際学会での発表を通して、英語を使ったコミュニケーションに関して上達したと感じています。以上の経験は、私の目標である研究者になるうえで、必ず役に立つものであると確信しています。(理学専攻物理科学コース 1年)